LG Innotek、ウルトラ製品の Nexlim で名誉あるエジソン賞を受賞

韓国企業LGの子会社であるLG Innotekは、「Nexlim」として知られる超薄型磁気コンポーネントで2023年に名誉あるエジソン賞を受賞した。 この賞はイノベーションを表彰するもので、「イノベーションのオスカー」と呼ばれることもあります。

Nexlim は、テレビの電源モジュール、車両の電源システム、充電器に取り付けることができる高度な磁気コンポーネントです。 電圧を変化させ、電流波によって生じる不要な信号を除去する目的があります。 発熱による電力損失を低減し、電子製品や電気自動車のエネルギー効率を向上させるように設計されています。

革新的な点は、Nexlim の薄さにあり、厚さはわずか 7 mm で、これまでのコンポーネントよりも大幅に小さくなっています。 この小型化は、一般的な磁性材料と比較してエネルギー損失を最大40％低減し、電力密度を3倍に高める高効率フェライト（X-2）の開発により実現しました。 。

Nexlim のこの開発は、テレビなどの製品の設計に影響を与えます。 テレビが大型化、薄型化するにつれ、スリムなデザインを損なうことなく、必要なコンポーネントを内部に取り付けることが課題となってきました。 Nexlim はコンパクトなサイズなので、全体の厚さがわずか 15 ～ 19.9 mm の超薄型テレビを実現します。

さらに、LG Innotekは、エネルギー損失をさらに低減できる第3世代フェライト磁性材料(X-3)を開発しました。 この新しい材料は、電気自動車の部品の小型化に特に有益であると期待されています。